ゲイシャ種のルーツ
エチオピア、ゲシャ村
イルガチェフェでもグジでもない、そんな新しいエリアから
ゲシャ1931という品種のウォッシュドをリリースしました。
今回はそんなゲシャ1931という品種についてフォーカスして記事を書いていこうと思います。

遡ること1931年
エチオピアのベンチ・マジにあるゲシャ村から、
ケニヤにいくつかのコーヒーの種子が送られました。
その中には病気の耐性への見込みがあるものもあり、
1936年、約10ポンドの種子がゲシャ村からケニヤとタンザニアにある研究所へと運ばれていきます。
1953年、ゲシャ村の種子はタンザニアの研究所からコスタリカの研究所にもと運ばれ、
1963年、このコスタリカの研究所で栽培されたゲシャ村の豆がパナマで植えられはじめました。
2004年、ベスト・オブ・パナマで世界からその味を認められたこの豆は、
研究所や農園で幾度となる選別の末に選ばれた、パナマを第二のルーツとしてもつゲイシャ種として、世界各国へと広がりました。

そして近年、パナマ・ゲイシャのルーツであるゲシャ村にスポットが当たるようになり、
ゲシャ村のコーヒーを調べ、選別されたうちのひとつがゲシャ1931と名付けらました。
ゲシャ1931とは、ゲシャ村の森林で生育されているコーヒー豆の中から
パナマ・ゲイシャと形態学的に近しい(要は似てるもの)ものを厳選し、栽培されているゲシャ村独自の品種です。

左がゲイシャ種(コロンビア)、右がゲシャ1931(エチオピア)
味わいはどうかというと、個人的にはゲイシャとゲシャ1931は…
「似ている部分もあるが別物である」
といった印象です。
まず、ゲイシャ種の方がフローラルであるというのは間違いなく言えそうです。
ただ、甘さの質では似ているところもあると思います。が、これが品種由来なのかプロセス由来なのかテロワールによるものなのかは分かりません。
カップコメントは商品ページに載せていますが、この金額帯の豆としては素晴らしく完熟フルーツな特徴を持っていて、個人的に気に入ってます。
こういう歴史を知りながら、ゲシャ1931とゲイシャの飲み比べをするのも
嗜好品として楽しいなと思います。お酒みたいですね。
