Guatemala COEとOne of a kindについて。データを見ながら深掘りします。

Guatemala COEとOne of a kindについて。データを見ながら深掘りします。

〜はじめに〜

 

2026年

もう12分の1が終わりそう...いや、書いているうちに終わってしまいました。

 

それでもまだ残り11ヶ月もありますね。

焦燥感なくのんびり書いて行こうかなと思います。

 

もっと長めに書いても読みますというご意見いただきまして、

それならばと、期待に答える大作を...と思って書き始めますが、

圧倒的理系の自分、途中で力尽きる気もしてます。

 

今回の内容、One of a Kindに関しては調べてみたい分野でしたので、書き手の自分も楽しみです。

 

〜今回の記事の内容〜

 

今回の記事では、2026年最初のリリースである

Bella Elizabeth
Guatemala 2025COE One of a Kind部門 2位 Washed

こちらに纏わって

Guatemala Cup of Excellenceの歴史
One of a Kind部門とは何なのか

詳しく書いていけたらなと思います。

 

商品はもうすでにリリースしていて、こちらのリンクから飛べますのでぜひ。

 

9-1 〜Guatemala Cup of Excellence の歴史をデータで紐解く

 

Cup of Excellence 略してCOE

その年その国で一番美味しいコーヒーを決める品評会

Guatemalaでは2001年から開催されていて、

COE開催が1999年ですので、かなり初期の頃から開催していることになると思います。

 

9-2 〜GuatemalaCOE最初期〜

 

気になったので、2001年開催時の1位の豆情報を見てみましたが、COE公式のサイトには品種の記載はありませんでした。

標高や農園さんの名前、地域など情報自体は多く記載されていますね。

 

当時の審査員には日本人の方が2名いらっしゃって、すごいなの気持ち。

 

お値段は$11.00/Ib

当時のレートで1kg換算すると...3006円/kg(すごく安く感じる...)

2001年の消費者物価指数が96.62、現在112.05ですから、3500円/kg相当ということになりますか。


9-3 〜エキゾチック品種第一の波〜

 

その後の2006年からはCOEにも点数のデータが残っており、1位のEl Injerto農園さんは92.57を記録しています。価格は$25.20/Ib。

 

翌年2007年にEl Socorro Y Anexos農園さんが93.60。Pacamara種で1位を記録しており、この年から品種の記載のデータが残っています。

この年の豆情報をまとめてみました。

注目すべきは

・Pacamara種での受賞は一つだけ。しかも1位。

ここからGuatemalaでPacamara種が植えられていきそう、というのは容易に想像がつきますね。


9-4 〜カップコメントの始まりとエキゾチック品種の広がり〜

 

次にデータがあったのが2009年です。

この年からカップコメントが記載されるようになります。BerryとかLemonとか、そういうやつですね。

やはり見立て通り

・Pacamara種の割合が増えている(3%→15.8%)

ちなみに、1位の農園さんはEl Injertoさん。そうです、2006年にも1位です。

この後も幾度となく受賞されてます。すごすぎる...

品種はPacamara種。スコアは91.98で$22.04/Ibで取引されました。

 

9-5 〜新たに重要視されだすもの〜

 

次にデータに新しい要素が加わったのが2011年。

この年Processingが記載されるものも出てきます。

記載のないものもありますが、2011年時点では Natural プロセスの記載はありませんでした。

 

9-6 〜エキゾチック品種第二の波〜

 

そしてついに、2014年 GuatemalaCOE あの品種がやってきます。

・Geisha種での受賞は一つだけ。しかも1位。
・Pacamara種の確立。
・Bourbon種以外の土着品種の受賞減少。

Processingで記載なしが多いのは、ほぼWashedだからなのか...よくわかりません。
カップコメントはWashedに使われそうな語彙が多いです。

2007年、COEでのPacamara種の台頭により、それが広がっていったように、今後Geisha種が広まっていくことは明らかでしょう。

 

9-7 〜processing多様性〜

 

その2年後の2016年、異例とも言える事態が起こります。

・Natural , Honey processの上位入賞。
・Natural , Honey processの順位を無視するほどの価格高騰。

このような価格高騰には、そもそも量がかなり少ないというのも影響しています。
単位当たりの金額が高くても、総額が安くなるからです。

ですが、この年2位のNatural、4位のHoneyに高い需要があり、実際に値段が上がっているのも確かでしょう。

Natural = 需要高 = 金額高騰

この年を境に、Washedが盛んであったGuatemalaに新しくNaturalやHoneyといったprocessが増えていくことになります。新しい時代とも言えるでしょう。

Geisha種Washedで新しい扉を開いたKalibus-La Sierra農園さんが再び1位を受賞されたこの年に
LosJutes農園さんがGeisha種のNaturalでまた次の扉を開く中、
昔からの受賞歴のある、El InjertoさんはPacamara Washedで3位を記録。

すごいドラマだなと思います。

6位のCaturraで受賞されているBella Elizabeth農園さんは、今回販売させていただいてます農園さんです。派手な品種の中、Caturraでの受賞はその後のOne of a Kindでの受賞も納得です。

 

翌年の2017年にはNatural processが1位を受賞
2020年にはDouble Fermentation Washed,Anaerobic Washedといった、新しい発酵系processも登場しています。

 

9-8 〜多様性のもたらしたもの〜

 

2023年、部門分けの起きる前のデータを見ていきましょう。

・Geishaが最も多い品種に。
・需要増から、初開催から値段は10倍以上に。
・思ったよりWashed減らない。

どれも決してネガティヴな要素ではないです。

ただ、Geisha種が増えることで、Pech種やCatuai種など入賞できなくなってしまった品種があるのも事実ですね。

ご覧いただいている皆さんはどう考えますかね。

感想などお店でお話しくださると嬉しいです。

 

9-9 〜One of a Kindの誕生〜

 

One of a Kindの誕生は実は2021年。
Guatemalaのコーヒー協会とAlliance for Coffee Excellence(ACE)が共同で開催していたプライベートな品評会でした。

それが2024年、COEと連携するかたちで、開催されることとなります。

品種のレギュレーションは...

 

伝統的品種:Bourbon, Caturra, Catuai, Typica, Pache, Sarchimore, Catimor以外は外来種とする。

 

文面だけ見ると、上記の品種以外使ってはいけないと読み取れるのですが、実際にはParainemaやAnacafe14,H1 Y やAmarillo系のものもエントリーしてますね。

細かいレギュレーションや例外なんかはあるのでしょう。

今回販売させていただくBella Elizabeth農園さんは、2024年は優勝してます。
過去何度も伝統品種でCOE受賞をしていて、
伝統品種栽培に関しては間違いなく最前線の農園さんと言っても差し支えない、
どころか足りない、レジェンド...なんて言葉ではチープすぎるような、
すごい農園さん(語彙)であることは今回過去のCOEを調べてよくわかりました。

 

〜おわりに〜

 

超大作すぎて3日かかりました。

コーヒーってこういう歴史的な面白さもありますよね。

書くの大変でしたが、こういう品評会をデータで掘り下げるブログは引き続き書きたいですね。

 

いいなと思ってくださった方は、いいね、チャンネル登録などはございませんから、お店きて良かったですと伝えてくれると続けられそうです。

 

ではまた。

 

データ引用
cupofexcellence.org

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